風船ファンタジー

僕が生まれたことが 今も生きていることが
君のためならどんなにいいだろう
絶え間ないこの瞬きが 諦めないこの脈拍が
君のためならどんなにいいだろう
そこらじゅうに溢れている ありとあらゆる奇跡が
君のためならどんなにいいだろう
探し出したらきりがない でもいつも探してる幸せが
君のためならどんなにいいだろう

一人に一つずつ 命は自分のものだよ
僕は僕のため君だけに 使えますように
膨らみ続けるファンタジー

いつかは止まる呼吸が そのうち消える命が
君のためならどんなにいいだろう
やり直せない青春が 二度と取り戻せない後悔が
君のためならどんなにいいだろう
孤独を望む弱さが いつも笑顔を振りまく強さが
君のためならどんなにいいだろう

一人に一つずつ 人生は自分のものだよ
僕でいるために君だけに 使えますように
君だけ2つ分 幸せを見失ったとき
その時は僕の幸せが使えますように
膨らみ続けるファンタジー

君の元までさあ飛んで行け

通り過ぎてく歳月に日々君を無くしてゆくけど
これも君のためになるのかな
もしも僕がいたことで少しでも今の君がいるなら
この風船は役に立ったのかな
空の上もう見えないファンタジー